田舎は都会で暮らす人にとって憧れですが、移住するとなると様々な準備や手続きが必要です。現在の生活も住環境も人付き合いも一変するので、じっくり考え計画的に田舎に移住することが大切です。テレワークを実施していたり、地方で働くことに理解があったりする企業に勤めているなら、転職せずに引越しできる可能性があります。フリーランスであれば、更に仕事が絡むハードルは低くなると考えられます。
田舎に移住するということは、ある意味で現在の生活も人間関係も捨てることになります。完全に関係が途切れるわけではなくても、これまでと同じ付き合いが続けられるとは限りません。ネットよりリアルの付き合いが深い相手とは特に、疎遠になる可能性が高いことを留意すべきです。田舎には来るもの拒まず去るもの追わずを期待したいところですが、実際は理想通りにはいかないことがあります。
少子高齢化が進んでいる地域は、若い人を歓迎する地域と、移住者に対する風当たりが強い地域に分けられます。中には、観光目的の人には人あたりが良くても、住むとなると態度が変わる地域の人たちもいるので注意です。田舎暮らしは、ゼロから地域の人たちと関係性を築き、信頼を得て認められることから始まります。無条件に受け入れてくれると考えるのは甘いので、移住する前に候補地に何度か足を運び、受け入れられそうか見極めることをおすすめします。
家族で引越すならなおのこと、入念な下調べと準備が重要です。